ちゃんと「嫌う」

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

「嫌われたくない」
という話を伺っていて感じるのは、私の場合「窮屈さ」だったりする

「嫌われたくない」
だから、嫌われないように用心深く、注意しながら、というそっちも充分窮屈そうなんだけど

「嫌われたくない」と思ってる時、大抵は自分も「嫌ってはいけない」と思ってる
私は、この「嫌ってはいけない」がやたらと窮屈に感じてしまう

「嫌い」という感情を「嫌う」方は多い
冗談みたいな言い回しだけど、「嫌ってはいけない」と奥底で思ってる人は多い

だって「好き嫌い言っちゃダメ」って教えられてくるし、「嫌いなんて言ってら○○ちゃんかわいそうでしょ」って言われたことがある方も多いと思う
それは嫌だって言ったら「わがままばっかり言って!」って言われた記憶がある方も多いと思うのよ

基本的に大人は、子どもの「NO!」はうるさいと思うように出来ている
なぜなら、大人の事情では「NO!」と言われたら困るからだ

それは、大人のニーズと、子どものニーズがマッチしないから
仕方がない、それが(それこそが!)大人と子どもの違いなんだから

仕事に行くために支度をしているのに、子どもはプラレールで遊びたがる
支度をして!ご飯を食べて!というと「嫌だ!」って返ってくる、げっそりするよね、世のお父さん、お母さんお疲れさま

残念ながら私たちは、大人のニーズに合わせて、自分の心からの「NO!」を封じてこなければならないんだよ、育ててもらってるからね

という大人の事情で「NO!」を封じてきた私たちなのだけど、それはそれとして「嫌い」を嫌わないで欲しい
だって、「嫌い」は、とっても大事な、あなたの本音だから

「嫌い・不快」という感情は、脳の扁桃体が担っている

出会った瞬間に、好き嫌いを判断している、ということがある
その速さは、0.02秒と言われている、瞬殺

扁桃体は、危険を察知して行動を制御する指示を出す
敵や危機を瞬時に察知して、警戒信号を送り、対応できるようにする
いのちを守る役割がある

「嫌い」を嫌わないで上げて欲しいのだ
「嫌い」あるねー、と認めてあげて欲しいのだ

「嫌いだねー」
「嫌だねー」

「嫌い」あっていいよ、居ていいよ
ちゃんと「嫌おう」
ちゃんと「嫌だ」って感じよう

無理に好きにならなくたっていいよ
嫌だと思ったら、それと距離を置こう
でも、あなたの「嫌い」は「嫌い」にならないでね

だって「嫌い」は、あなたを守ってる、大事なセンサーだから
そのセンサーを信じてあげないと、大事なときに教えてくれなくなっちゃうの

「嫌だ」を信じてあげないと「好き」も見つからなくなっちゃうんだよ

コメント

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