「穴」が少女を戦士に変えるまで

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

しばらく「穴」と「境界線」に
ついてをお話ししてきました
まぁ、もう少しお付き合いください

穴も境界線も、何が困るって
自分では気が付きにくいんですよね

無意識のまま、穴埋めをしたり
越境行為(境界線超え)をしたり
そのために、人間関係がもつれてしまう
それなのに、原因がわからない

なぜなら、無意識にやっているから

「穴」というのは、別の言い方をすると
ビリーフであったり、欠落感、不足感
なんていい方も出来ますね

求めたのに得られないことで
得られないんだな、とがっかりしたり
得られないことに、傷ついたりして

「私は得られないんだ」
「私は求めてはいけないんだ」
「求めても傷つくだけだから、諦めたほうがいいんだ」
そう決めてしまったのです

そう決めたにも関わらず
潜在意識下では、得られない傷が
治癒せず、そのままであるために

得たい、得たい!と執着して
代替えの穴埋めを求めたり

自分の穴を他者に投影し
越境して穴埋め労働に勤しんだり

自分が今まで埋めてきたのが
当たり前なものだから
いざ埋めてくれない人が出てくると
あいつが悪いと攻撃したり

はたまた
得られないことで引き起こされる
苛立ち、苦しみ、哀しみなどを
別の感情でごまかしたり
ということをやってしまいます

(これにはまた副作用があるのだけど
それはまた別の機会に)

もうね、穴に振り回されっぱなしです
自分に「穴あき」というレッテルを
バチコーンと貼っているため
「穴」ありきの行動しか出来なくなるのです

あなたが「穴」ではないんですよ
あなたに「穴」があると、
自分で!勝手に!決めてるだけなんです

そして、そのうち距離感が失われて
「穴」がある私だったはずなのに
「穴」が独り歩きしはじめ
「穴」こそが自分であると錯覚しはじめます

「穴」ありきの私、が出発点になるんです
そうすると、

そもそも「得られない」私ですから
傷つくのが怖い
人といると緊張する
素直になれない

だから
自分から手が伸ばせない
仲良くなれない
欲しいって言えない

だから
欲しい物が手に入らない
親密な関係性に発展しない

そうすると、
やっぱり、私は得られない
と何度もがっかりしては傷を重ねて

それがそのうち、
どうせ、私は得られない
と拗ね始めて

得られなくても構いません!
得られなくてもひとりで生きていけます!
お構いなく、大丈夫です!

と今度は、拗ねるをこじらせ
愛など要らぬ! (ФДФ)!!

と、牙を剥き始めるってな
あたりまで行くんですよね
ここらへんまで来るともう
「穴の戦士」です

でも、本人なんで戦っているか
わかってませんので厄介です

本人は、元々「戦士」として
生まれたと思ってますが平民です
本来は、たけのことか作ってたい人です

こうして「戦士」として生活しているのですが
ふと、この戦いに明け暮れる人生、
これが私の人生なんだっけ?

なんて考え始めるあたりから
こういった、心理やなんかの
ブログを読み始めたりしますよね

さてこの「穴戦士」
私のことです

「穴」を見ないため、必死で戦ってきました
仕事ができれば
もっとスキルがたくさんあれば
出来ることが増えれば、もっともっと…

なにか、懸命にやっていたら
「穴」を感じなくて済む

得られなかった
見てもらえなかった
愛されなかった
そんな、惨めな自分を感じなくて済む

当時、もう20年も前の話ですが
自分の「穴」に気がつくかどうかが
人生の分かれ道だったな、
と思い返す今日このごろです

そうなんです
「穴」に気がつくところが
やっぱり第一歩だったのです

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