放った言葉は自分へ返ってくる?

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

因果応報、と言われることがありますよね
自分が他人に向けて言った言葉は、自分へ返ってくる、のように

心理学的には逆なんです
自分に言ってるから、人にも言ってるんです

ただ、自分に言ってるとは、本人は気がついていません
これは「投影」として説明が出来ます

自分に言ってるんだけど、言われてる側の自分は嫌いなので、それを見ないように潜在意識に隠ぺいしてしまい、なかったことにしてしまう、それを「抑圧」といいます

「抑圧」して自分から切り離し、自分には無いことにしてしまうと、その切り離された自分の一部は自分に戻りたくて、懸命に知らせてきます

どうやって?
他人を使って

「抑圧」して切り離された自分の一部は、同じ特徴を持った他人として現れます

ですので、寂しさを抑圧していると、寂しいと人に甘えてる人が現れますし、怒りを抑圧していると、激しく怒りを表す人が現れます

そして「抑圧」していると、そこに感情的に反応するということが起こります

「甘えないでよ!!」
と人に思う(言う)ということは、自分が自分に「人に甘えてはいけない」と禁止をかけているということ

自分は甘えてはいけないのに、他の人が甘えることが許せなくて、他人にも禁止を強いる、という構図になる

だから、
「あいつ自分勝手で腹が立つ!!」と思うということは、自分に「自分勝手ではいけない」と禁止をしている

逆のパターンでは「あいつ気が利かねーな!!」と感じたならば「気が利く自分でなければならない」と命令をしているということもある

そこらへん、ちょっと現れ方が複雑だったりもするから、自分ではわかりにくいところだったりするけどね

そんなわけで、他人へ向けた言葉は、自分に返ってくるというのは、本当は自分に言っているということ、自分の内側にあるから、人に言いたくなっちゃうという仕組みでした

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