HSP:ビリーフを身体がリセットした(5)

HSP、繊細さとつき合う

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それまでにも緩やかに
ガタが来ていたのだけれど
その、ひと夏の発熱体験で
身体のナニカがぶっ壊れた

それはきっと
身体がまとっていた「鎧」を
外す儀式だったように思う

それまでの私は
感性や感覚にフタをして
自分の肌が感じることに
耳を貸さないようにしてきた

それは、親や周りの大人の感覚と
あまりに違うからだった

言っている言葉と、
その奥にある本心が
まったく違うことが、
なぜかわかってしまう

子どもですらウソを付き
悪意のある意地悪をする
でも、その奥にあるのは飢餓感だ

親から適切にケアされていない
ことに対する不満のはけ口を
誰か向けているのだと、わかってしまう

それを、大人に言っても
子どもの言うことと
取り合ってもらえないか
嫌なことを言うと嫌われるかだった

だから、「思ったことを
そのまま伝えてはいけない」
というビリーフを持ったし

「自分の感じていることを
正しいと思ってはいけない」
と信じこんでしまった

それはすなわち
「私は必ず間違っている」
というビリーフで

「正解は、誰か別の人が持っている」
というビリーフにもつながる

だからいつも
正解を持っている人を探しては
その人の気分で右往左往してしまうし

自分のやることに自信がないし
そもそも、自分に対しての信頼がない

セッションで
似たことを伺うことがとても多い

「正解の人の求めに応じなくては」
という、いわゆる空気を読む
を必然的に行っている人は同じだと思う

みな、潜在意識に
「自分が間違っている」
という自信がある

そのあたりの話はまた別に書くね

私の身体は要するに
「自分が間違っている」
というビリーフを
自らリセットにかかった

しかしながら、
そのリセット後に出てきた
素の私の身体というのはふにゃふにゃで
実に、心もとないものだった

陽射しにあたると涙を流し
自分の汗にすら湿疹ができ
タバコの臭いで鼻水が止まらなくなり
常に色んな所が不調だった

ほんとは、
こんなに色んなことを
感じていたんだね

こんなに嫌だって
不快だって叫んでたね
心底、自分に申し訳なく感じた

抑え込んで抑え込んで
お前は間違っているとダメ出しして
これだけ自分を信用せず
カフェインや酒や砂糖で麻痺させて

頭だけ、エゴだけで
頑張っているつもりになっていた

いや、今考えれば
そりゃあんた苦しいはずだよ
我慢し過ぎだよ
って言ってあげられると思う

でも、そんなことすら
自覚できないほど昔から
自分の感覚を、感じない信じない
が、生き延びるための
ルールだったんだもの

だから、その五感の
「嫌だ」を全部受け止めよう

感じない、わからないことにせず
「嫌だ」って全部感じよう

弱くてふにゃふにゃで
泣き言ばっかり言ってる私を
認めよう、って決めた

残念ながら、それが自分なんだ
私は、母のように強くはなれない

コメント

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