人ってみんな、自分の事がよくわからんのよね

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

先日、お友だちからチケットを譲り受けて「9次元から来た男」という短編の映画を見てきた

ミクロ世界から自然界の謎を解き明かそうとする、素粒子物理学の法則である「標準模型」は、ヒッグス粒子の発見により、その正しさが確認された

そして逆に、マクロ世界から宇宙の謎を解き明かそうとする「相対性理論」は、理論構築から100年経った観測技術の進歩により、現在の宇宙の現象を矛盾なく説明できるということが証明されている

つまり、両方の理論が正しいと、それぞれ検証されているにも関わらず、
「量子力学」と「標準模型」は、どうやら矛盾しているらしい

ビッグバン以前の宇宙、ブラックホールの内側、ダークマターの存在…
観測技術が上がり、計算の技術も上がるにつれ出てきた、新たな疑問を解明するためには、ミクロとマクロの理論をつなぐ、新たな理論が必要になる

それらを統一する「万物の理論」が「超弦理論」なんですよね、というところで、この30分の映画は終わってしまう(もっと見たかった)

しかし、説明されただけではわかりにくい話を、鍵を握る謎の男を追うという設定で、理論ではなく、感覚的に「わかった(かも)」という気分にさせてくれるのってすごい
知識皆無の状態から「超弦理論」について上の説明ができるくらいの情報量

最小の単位はエネルギーの「ひも」かもしれない
これで、なにがどう解明されるのかはまったく理解できないのだけど、映画の冒頭でこんなナレーションが入った

自分って何だろう、世界はどうなっているんだろう、宇宙はどうして始まったんだろう。
多くの人間は、子供の頃、そんな疑問を心に抱く。
たいていの場合、大人になれば忘れてしまうが、いつまでもその答えを追い続ける者もいる。
例えば……科学者。

9次元から来た男

そこにぜひ、心理臨床家も加えてくださいな

人間って何だろう
私たちは、なぜ生きてるんだろう?
なんのために生きて、なんのために死に往くのだろう

私は、そこを「個人」というミクロの視点で、その人の心の謎を探求していく
あなたってどういう人?
あなたは、なんのために生きてるの?

それは、私にとって世界は「主観的なもの」だと思っているからだ
それぞれに捉えている世界も、見えてるものも、味わっているものも違うと考えている
だから、最終的には個人がどう捉えているかに帰着する(はず、と思ってる)

それと同時に私は、個人という概念は「幻」である、という考え方を採用している
全てはひとつであり、私たちはすべて黄金の泉から溢れ出た、ひとしずくであるいう考え方だ

それぞれに捉えている世界も、見えてるものも、味わっているものも違うのだけど、どれも見る方向が異なるだけで、すべてが「私」であり「全」である
私たちは、プリズムのように、世界中に自分の欠片を見つけているという考え方

心理臨床(カウンセリングやセラピー)は、「全」である統計に基づいた、再現率の高い理論を、「個」に照らし合わせ、落とし込む部分がある
理論と体験、マクロとミクロを行ったり来たりして、推論を立てては検証をしていく

ユング氏の考えた「集合無意識」あたりは、「人類」「国」「社会」「組織」「コミュニティ」といったマクロの視点だろう、心理学は統計学なので母体が大きい

個の視点と、集合の視点
やはりどちらも個の理論として成り立つ部分と、集合の理論として成り立つ部分があり、その間というのは非常にあいまいな「体験」としか言い得ない

そこを現在は、見えない世界や、「神」の領域として捉えられている気がする
そこにあるものもやはり、ちいさな「エネルギーのひも」なんだろうか..

私は、こういう自分の理解の伴わない未知の世界に、とてもワクワクする性分で、こればかりは全然理解が伴わないで、意味がわからないし、説明もつかないんだけど
「自分って何だろう、世界はどうなっているんだろう、宇宙はどうして始まったんだろう」
こんなセリフを聞くと、圧倒されるような思いが胸に迫ってくる

私にとって、一番身近で一番不思議だったものは「自分」
自分が一番よくわからないものだった

いまは「自分」の心、というのが、少しづつわかってきて、少しづつこの世とあの世の仕組みが分かってきたけど、相変わらず面白いことには変わりない
自分を、世界を知っていくって、面白いよね

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