嫌な人への対応パターン3種

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

嫌いな人、苦手な人って、どうすればいいですか?
と聞かれることがあります

それは鏡の法則で、
自分自身の嫌っている部分だよ、とか
何かを教えてくれているんだよ、とかまぁ、言いますよね

えぇ、えぇ、心理学では「投影」という仕組みで
それを解説することはできます、できるんですが

しかし、現実的なところで、怒鳴ってるあの人、口うるさいあの人、いつもイライラしているあの人
全部、自分の内側を探っていく題材として扱っていくなんて、そんな暇なこと出来ねぇわ、というのが大部分の方だと思うんですよねぇ

では、どうすればいいのかというと、単純に
「安全な距離まで、離れてください」
というのが、ひとつの方法です

こちら↑にも書きましたが「嫌い」という感情は、脳の扁桃体が担っている「危険察知」の能力、なんらかの危険がありそうなので、臨戦態勢を取ろうとしているのが「嫌い」という感情なの

なのでまず、嫌いなのは仕方がないと諦めていただいて、危険を感じなくて良い程度に離れることが出来るなら、「離れる」がまずおすすめです

次に、どうしても離れられない人であるならば、相手を、ちょっと俯瞰して眺めてみる、ということにチャレンジしてみることもできます

怒鳴っていたり、イライラしていたり、文句を言ってきたり、マウンティングしてきたり、なんらか人に嫌な気持ちにさせることをする人、というのは、そうなる理由(過去)があります

その裏には、その人自身の満たされない思いや、大事にされていないことへの悲しみ、などなどがある場合があります

その行動の裏にある思いを読み取っていくと
あぁ、あの怒りは自分への非難を避けるための、防御なんだな、とか
誰かを下にしておかないと、危ういくらいの脆い自尊心なんだなとか、
隠された、裏の本心がみえてくることがあります

その人にも、そうなる理由がある
それが見えると、ただの嫌な人から、ちょとだけ「人」として見ることが出来るようになるかもしれません

あと、精神的にダメージを受けているときには、避ける一択にして頂きたいのですが、もう少しパワーがある状態でしたら、逆に近づいてみる、というのをオススメします

これは、私が会社員だった頃の上司から学んだ方法で、実は最強ではないだろうかと思ってる対処です

自分に対して、社員が否定的な意見を言ったり、非協力的な態度を取った時に、それ、どういう意味かな?もっと詳しく聞かせて?と、自分から開いていく
そして、徹底的に相手の話を聴く

聴きながら、そうか、その着眼点はなかった、伝えてくれてありがとう
では○○さんなら、どうすればいいと考えるかな?
あぁ、そうか、その手があるね、さすが○○さんだ
では、○○さんのアイデアでいこう、良い意見をありがとう、これからも頼むね

いやー、そのアイデア最初のと一緒ですけどね、なんて周りは思ってるんですが、相手の話を聴き、認めて、褒めて、感謝して、お願いする
これって、人がやってほしいこと一覧、みたいなもんなんですよ

これやってもらうと、自己重要感が高まり、それをしてくれた人への信頼度が上がります
そして、やってほしいことをやってくれた人に、人は、嫌なこと出来ないんです

あー、上に立つ人ってすごいなぁ、と思ったエピソードなのですが、私も以来これを真似して苦手な人が出てきたら、ひたすら心を開いて相手の話を聴く、ということをしていました

そうするとね、超強力な見方になってくれる、という不思議現象が起きました
歴代の担当者が胃炎になると噂の○○課の営業さんとか、厳しくて有名な××部の部長さんとかが、よくやってくれてるよ、と言ってくれたりするわけです

相手の話を聴き、認めて、褒めて、感謝して、お願いする
余力があれば、やってみてください
あくまで、余力があればですよ

コメント

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