身体を固めて凍らせて危機をやり過ごす対処方法

からだとこころ

ちょっとつづきます
前の記事で、身体を固くしてと書いたのだけど、これが諸々の問題の元凶ではないんか、と感じることがありまして..

よく言われる、感じ切れば感情は流れていく
どうにもそれだけではないぞ、と思い始めたのは、セッションを本格的に行うようになってきた2019年秋口から

どうにも、自分では感情のループから抜け出せない、という話を伺うようになってきた
不安で不安でとか、後悔に飲み込まれて苦しくて..とか

そういったいつまでも続く同じ感じは、実はほんとうの感情ではないよ、という話をこちらも書いたので合わせてどうぞ

じゃ、そのほんとうじゃないヤツ、なんなんよ?どうすればいいんよ?というところを模索してきて、出た結果のひとつは、それ「※バグ」なんじゃね?ってところ 通常のパターンで処理できないものがある

(※コンピュータ用語で、意図と異なる動作を引き起こして、コンピュータを暴走させたり停止させたりすることもある)

いわゆる神経系のバグだと思ってて、その回路に入っちゃうと、否応なしにその状態を繰り返してしまう状態になっている
(その仕組みは、ポリヴェーガル理論を元にしてるけど、ここでは端折るよ、知りたい人はコースで解説するよ→メルマガ登録はこちら

そしてね、セッションと講座や練習会で、いろんな方の心と身体を観察させてもらって、ほぼ全員といってもいい、ほぼ全員が固める背中をしている、ということに気が付いてきた

私もそうだったけど、それは、胎児期から1歳くらいまでの身体の防御反応なの
胎児を思い浮かべてもらうと、とてもわかりやすい

足を縮めてくるっと丸くなっている、あの状態で、なにかびっくりするような刺激があったとしたら、どうやって防ぐと思う?
例えば、お腹の大きなお母さんが、何かにぶつかったとしたら、そのお腹に居る子はびっくりするよね、どうすると思う?

ぎゅって力を入れて背中を固めて、それをやり過ごすしかないんだよね、そして
「うっわー!びっくりしたね、お母さん!」って表現もできないし、ヨシヨシしても貰えない

だから、ひとりでぎゅっとして、そのびっくりした(怖かったし、心細かったよね)を握りしめたまま、その緊張だけを身体が覚えてしまっている これがフリーズの防御なの

どうやら、この背中を持っている方は、その世界観の根底に「世界は、不安なもの、怖いところ」といううっすらとした緊張感を持っているようなの

そして、何かストレスがあったり、心配や不安な気持ちになったとき、その身体をぎゅっと固める癖で、感じないようにして我慢してやり過ごす そんな対処方法を繰り返して使っているみたい

私の場合も、この対処方法を使ってきてて、ずっと身体を緊張させて、自分の身体にいないことで、人生を乗り切ってきたみたいだった

そしてそれには、思わぬ副作用があって、そのひとつは「感情を感じられない」「身体に安心して存在することができない」ってこと

ちょっと長くなったので続きます

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