身体を固めてやり過ごす生存戦略とHSP(2)

HSP、繊細さとつき合う

そんなわけで、
私は「HSP」ハイリーセンシティブ
というカテゴリにどうやら入るらしい
と、わかったわけなのですが

実は心理やヒーリングに触れるまで、
そんなに、生きにくい!生きづらい!
と感じてはいませんでした

なぜなら「感覚を閉じていたから」

それが、身体を固めてやり過ごす
という生存戦略の「おかげ」であり
「せい」でした

そうなんです、
「身体を固めてやり過ごす戦略」は
大人になってからも
不快な環境にも適合できる
鎧として機能していました

ラッシュの電車にも、不快なオフィスにも
ヒールにもスーツにもタバコにも
(なぜにカタカナばかりなのか)

我慢してやり過ごして、
なんとかそこに適合しなければ
ならなかったのです

だって、仕事しないと
お金もらえないじゃないですか
家賃払えないじゃないですか

嫌なこと我慢していくためには
必要な鎧だったの

おかげで、
まぁまぁ生活できる程度のお金や
どこの会社でも困らないスキルや
他人とのやり取りの方法を学んだり

だけど、その我慢が限界に達したのが
35から38歳の頃

寒いオフィスに座りっぱなし
毎回の仕様の変更や要求の変更
常に締切と売上に追われている状況
というのが、心底しんどくなってきた

今考えれば、ほんと苦手な環境だったよ
一日中蛍光灯の下で、うるさくて狭い上に
キレて怒鳴る先輩とか役員とかね

で、次に仕事を変えるなら
好きなことを仕事にしたい!と思って
色々と試行錯誤(7年ほど)してみたけど
どれもうまく進まなかった

なぜなら、好きなことセンサーが
ぶっ壊れたまま、錆びついていたから
まともに働かなくなっていたからだった

心理の言葉では
・順応(身体が慣れること)
・馴化(脳が反応しなくなること)
という事が起こっていたから

慣れるとは、
身体を固く緊張させやり過ごす
という我慢を、長期間繰り返す
ということ

ずっと、耐えている
ずっと、頑張っている
ということなのです

毎日、歯を食いしばっていることが
当たり前になっているので
実はストレスを受けていることに
気がつかなくなります
(この症状の方、多いです)

ずっと、ストレスを我慢した
緊張状態のままで
好きなことやワクワクを探そう
ったって、無理なんです

だから、私はずっと
あれでもない、これでもない
と、ニセモノの願いを右往左往して
疲れ切ってしまったのでした

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