スティーブ・ジョブズが、三宅一生氏のデザインした黒いタートルネックセーターを制服のように来ていたのは、「今日は何を身につけるか」という選択に頭を使いたくないからだと公言していたように、「決める」「決断する」という行為「意思決定」は、脳のリソースをかなり使います
重要な意思決定を行う立場の方は、無駄な意思決定にリソースを割かない、というのは納得しますね
私も毎日毎食何を食べるかということに頭を使うのがイヤなので、ほぼ同じものを食べるようにしています(ま、ズボラなだけですが)
私は結構この「ズボラである」「出来れば動きたくない」という気持ちが強いので
「動くならば最短」というのを心掛けています、一撃で殺る、みたいなのが好きです
お友だちにも、エコ、省エネと言われますように、必要最低限な一瞬だけ素早いナマケモノです(心理セッションや講座では役に立ちますが、その他ではあまり役に立ちません)
で、決められない時
その奥側に、自分が決めると「何か悪い事が起こる」と想像していて、決めない方がいいと心ひそかに決断しているような場合
また、自分には決断をする「〇〇がない」と思っていて決められない場合
この〇〇は人それぞれで
1.スキル、経験値不足
知識、経験、技量、のような積み重ねられるスキル-経験値が足りないと思っている場合
2.権威の喪失
そもそも自分に権限-権威がない、決めていいポジション-立場でない、など
権威を第三者に明け渡してしまっている場合
3.損、失敗を回復できない
損得勘定にがんじがらめになっていて、損、失敗を極度に恐れている場合
4.自分がない
周りの反応を気にしすぎて、完全に自分がどこかへ行ってしまっている場合(権威の喪失である場合も多いし、逃避の場合も多いよね)
5.責任を取りたくない
権威を明け渡すメリットの一つに、誰かのせいにできるというのがあってね
出来ない、ダメで居ることのメリットになってる事が多いんだよ
みたいなことが多いかな(他にありそうと思う方は、教えてね)
で、これらの根っこにあるものを一言でいうと「自信がない」に表現されるのかなと思っています
そもそも自信とは「自分」を「信じる」ことですよ
自信がないというのは、自分が信じられない、んです
これほどの自分に対する不義理はありません
自分が、自分を信じなくて、他の誰が信じるのでしょう
(このあたり、私のお伝えしたい分野ですが、過去記事もどうぞ)
で、自信がない、から決められないと考えている時に、セッションにお越しになる場合は、もちろんその背景にある思い込みの原因を探っていく訳ですが、
案外、心身のリソース不足となっている方も多いです
私は、自信は身体から取り戻していくのが早いと考えていますし、実際に決断をする場合には、胆力というか、実質的な身体の力も必要だなと感じています
単純に、疲れてる、ちゃんと脳を休めてない、必要な栄養が摂れてない
の他にも、筋肉が使えていない、そのため血流が悪くなり、身体の各部分に必要な栄養が行き渡っていないというのもあったりして、適切に身体をメンテできていないことも含めて、決断できる体力が不足している場合も多いです
そして、ネガティブな事ばかり考えている、くよくよと同じことを悩み続ける、みたいな思考のぐるぐるも、脳のリソースを消費します
なんか、ちょっと思い当たる節があるなという場合には、自分のリソースを何に割いているか、見直してみて欲しい
自分のメンテナンスなんてする時間が取れない、というお話もよく伺います
しかしそれにより本意でない決断を重ねることを、自分にさせているのもまた「自分」であることにも、意識的になって頂きたい
自分を信じられず、自分をメンテナンスもせず、自分の意図しない方向にだらだらとエネルギーを無駄遣いしていることの結果が「やれない」「決められない」「行動できない」なわけです
こういう書き方するとショックでしょ?
自分の望む方向へ、適切にエネルギー(体力とか気力と言ってもいいよ)向けたいでしょ?
まずは、ご自身がなにに時間を割いているか、何に意識を向けているか(何を見て、何を感じ、何を考えているか)に、意識的になって頂きたいんですね
で、これをお伝えしただけで、出来る方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的にどうやるのか、ちょっと難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません
このあたりをトレーニングしていくのが、私の最短で楽になるコースだったりしますが、これもちょっと自分のリソースをそちらに持って行かれ過ぎなので、ちょっと検討中です
6月には告知するとお伝えしていて申し訳ありません
私も決めるための充電中ですので、ちょっと待っててね
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