「生きにくいんです」
というご相談にもたくさんの種類があって
それぞれに、それぞれの生きづらさがある
仕事が出来なくて
人に馴染めなくて
理由はホント千差万別だけど
それ、ほんとに性格とか
技能の差じゃないからね
そして、性格は変えられるしね
悩みは人それぞれなのに不思議なのは
数が増えるとなぜかそこに
分類が出来上がってくるというのが
心理学の面白さ、でもある
それぞれの専門家は、
各自の背景にあるその分類に
クライアントさまの状況を照らし
推論を立てていく
ビリーフの理論だと9種類
メンタルモデルだと4種類
キャラクトロジーだと5種類
エニアグラムだと9種類
その組み合わせは
カウンセラーの数だけ、あると思う
私の場合
もちろんビリーフリセットの
理論を元にしているんだけど
「この方、何を我慢してるかな?」
という点を、伺っていくことが多い
大抵の、生きにくさ、生きづらさって
「我慢している」ことに原因がある
それは、意識的に我慢して
苦しいと感じている人もいるし
もう、我慢していることにすら
気が付かなくて、わけが分からなくて
苦しい、しんどい、という人がいる
自分が我慢していることが
分かっている人は、
夫が!義母が!息子が!嫁が!
という、対象があるのでわかりやすい
もうちょっとわかりにくくなると
自分を責めてる人になる
「自分はダメ!」
って、自分を責めてるけど
やってることは同じ
我慢する必要なんか、
そもそもなかったんだ!
ということに気がつくと
そこのビリーフは解除される
我慢していることにすら気がついてない
平凡だけど幸せな家庭で
そこそこお金もあって自由なんですけど
な ん か、苦 し い ..んです
こんな人が案外多い
表面的には中流家庭で育ち
教育熱心な母と仕事熱心な父
何不自由なく大学まで出してもらいました
心療内科に行くほどでもない
死ぬほどつらいわけでもない
でも、
なんか、生きてることに
意味が見いだせないんです
何をやっても、これでいいのかな?
って不安になっちゃうんです
このままでいいのかな?
やりたいことが見つけられなくて
自分がわからなくて困っているんです
そんな人は、
まず、何を我慢してるのか
見つけるところからなんだよね
って、書くのは簡単だけど
何を隠そう、私がまさに
地方都市の共働き中流家庭で育ち
何不自由なく普通に育てられた人で
暴力や体罰があったわけでも
貧困やネグレクトもない
ただ、私はずっと
「私は、そこに居てはいけない」
「人は、いつか離れていってしまうものだ」
と信じ続けていたために
どこに居ても、ひとりぼっちで
どこに居ても、居心地が悪く
どこに居ても、安心できない
という状況を「自分で」作っていた
それらが、いわゆるビリーフという
生きにくさ、生きづらさの原因なんだ
これには根っこがあって
そこを、セッションではみつけていく
そのためにはまず
自分が何を我慢しているか
探していく必要があるの
我慢し続けて麻痺してしまった
自分の感性や感覚を取り戻していく
ことが必要になるんだ
そしてそれは
頭で考えててもなかなかわからない
身体がカギになってくるんだ
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