怖い思いをした時にやってほしいこと

からだとこころ

昨日関東では、大きな地震がありました
関東の皆様は、いかがでしょうか?ご無事ですか?


私の住む目黒でも、柿の木坂あたりで水道管が破損するなどの被害があり、私も9階なので、なかなかの揺れを感じました(体感としては、3.11よりも揺れが激しかったですし、室内の被害も大きかったです)


揺れが収まると、Twitterで状況を確認し、幸いなことに電気も水も途切れることがなかったので、落ちた額縁や、器や貝を片付けました


何度か深呼吸をして、よく見てみると、カギを締め忘れた窓が開いていたり、2段に重ねてある無印のクラフトボックスがずれていたり、洗濯機が台から落ちていたり、その他にも小さな棚や鏡が歩いていたり、ぎりぎりのところで惨事が避けられたような状態でした
(今も、積読が斜めっているのを確認したり)


状況が確認できると少し落ち着いてきて、義両親は、義兄弟は..と心を配れる状態になり、出張中の夫さんへLINEしました


しばらくしてやり取りを終えると、ようやく一息という感じで、お茶を飲もうかとガスに火をつけようとするとつきません


がっかりしながら、玄関脇のメーターボックスを見ようと腰を上げると、特殊な取っ手がないと、その扉を開けられないことに気が付きました


再びがっかりして風呂入って寝るかと思ったのですが、ガスがだめなので水しか使えません
三度がっかりして諦めて寝ようかと思ったところ..


全然眠くないのです(ギンギンです)


あぁ、やってしまった
そこでようやく私は、自分の身体の状況に目を向けていなかったことに気が付きました


そうなのです
こんな風に、よく私は自分の身体の事を忘れてしまいます


忘れるというか、瞬速で封印してしまうんですね
これはもう幼いころからやってきてしまっている癖なので仕方がないのですが「怖い」という体験をしたくないため、それを感じる前に体感覚を封じてしまうのです


パタンパタンと感覚の扉を閉じて、怖がりで何の役にも立たない私を封印します
すると、冷静で落ち着いた私が司令塔に切り替わるのです


冷静で落ち着いた私のおかげで、素早く部屋の状況を確認し、安全を確保し、周りの方の状況を知ることができます
それはやはり、生き残りの智慧なんです


そして実際のところ身体は、血圧が上がり、浅い呼吸をして、眼がギラギラ(瞳孔が開く)しています
これは、身体が危機を察知して、交感神経を優位にしたということ
つまり、戦闘モードになっている、ということです


実は、かなり怖い思いをしたのでしょう
あー、ごめんごめんとつぶやき、身体をブルブルッと震わせます


濡れた犬が水滴を払うように、ブルブルッと震えて、身体の嫌な感じを払います
(ご自分でやってみる場合は、背筋、腰の周り、肩..などなど、人それぞれに嫌な感じの残る場所は違いますので、ご自身の身体の感じを確認しつつ、15分から20分くらい、嫌な悪寒が感じられなくなるくらいまで続けてくださいね)


そして、身体をそっと撫でていきます
手のひらをこすって温めて、こわばってないかな、固くなってないかな、冷たくなってないかな、一か所づつ触っていきます


(本当は、温かいお湯に入ってあげると、緩むのが早いのですが、残念ながらガスが使えませんので)

全身のこわばりをほぐしてから、神経に沿って、手のひらを滑らせます
もう、大丈夫だよー、安心していいからねー、声をかけてあげながら、身体を安心させていきます


そして温かいものを飲んだり、毛布にくるまったり、お気に入りのぬいぐるみを抱っこしたりして、安心したことを体感できるまでぬくぬくします


という手順で、身体を安心させていき、ゆっくり眠ることができました


さて、恐怖というのは、抑圧されることの多い感情です
しかし抑圧したからといって、なくなるわけではなく、表面的には感じなくても、身体はその感覚を保持し続けます


その状態が続くと、日常的に身体は緊張状態にあり、リラックスすることができません
そうすると、不安や心配が多かったり、必要ないことでも緊張したり、いつも身体が強張っていたり、という状態になります


逆に言うと、日常的に緊張状態にあり、リラックスすることが難しい方は、抑圧した緊張状態が多いもしくは、長いということが言えるのです


こういった身体の事は、こころと繋がっているので、ビリーフリセットすると、身体が楽になったとか伺うことがあるんですが、個人的には身体をどうにかした方が、変化が速いというのも実感しています


身体に色んな感情を貯めずに、抜いて楽にしていってあげてくださいね
身体が楽になると、心も楽になっていきます

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