先の記事「夫さんが○○してくれない、の犯人」で、
相手は、私の思い通りにする必要など
そもそもない
だって、自分も相手の思い通りになんて
できないし、したくもないですよね?
こういうお話をすると
私は、周りを気遣って××してきたのに!
察して上げるべきでしょ?
どうして私だけ、上げる一方なんですか?!
と怒り心頭になる方が
一定数いらっしゃるんですが
これ、
・境界線(バウンダリー)ぐにゃぐにゃ問題
・価値観(ビリーフ)問題
の2つが絡んでくるんです
境界線(バウンダリー)ぐにゃぐにゃ問題
バウンダリーは、
適切に境界線が引けていないと
相手に入り込み過ぎていたり
相手から入られ過ぎていたり
といった問題を引き起こします
自分が干からびるほど
相手に与えすぎて(奪われて)いたり
相手に合わせすぎて
自分をなくしていたり
というようなことです
どこまでが自分の責任で
どこからが相手の責任か
を明確にする必要があります
寂しい、ひとりになりたくない
甘えたい、優しくしてほしい
パートナーシップは時に
多くの要求が出てくるものです
自分の「穴」は、
パートナーが埋めてくれて当然
というカン違いがそもそもの問題です
「穴」は自分で埋めないと埋まりません
自分の要求を伝え
お互いに負担のない範囲で
補い合う事ができれば良いと思います
埋めても埋めても埋まらなくて
要求がエスカレートしていって
互いに不満が溜まり、
疲弊していくようであれば
不当な穴埋めを要求している
(されている)可能性があります
自分にとっては簡単であっても
相手にはできないこと
という場合もあります
できないことを責めても仕方がありません
繰り返しますが本来
「穴」は自分で埋めないと埋まりません
価値観(ビリーフ)問題
「周囲から浮いてはいけない」
「相手を気遣い、労るべきだ」
「言わなくても、察して動くべきだ」
日本人の多くの方が、
周囲の気配を読み、相手の表情を読み
相手のニーズを読み取り、答えるべき
その場に適切な行動を察し、
周りに従うべきという
忍者か!みたいな
暗黙のルールに縛られています
(国民ビリーフですね)
そのように、自分を消し、
周囲に従っているので
相手、特にパートナーへは逆に
「私のニーズを察し、応えるべき」
と考えていたりします
それは、私も苦労しているんだから
あんたも、私を楽にしなさいよ
という甘えです
そこで察してちゃん化して
甘えるくらいなら
自分が察して応えるのを
止めればいいのです
私がやってるんだから
あんたもやりなさいよ
というのは横暴です
自分がやめるほうが先です
この話は別にいつか書きます
対策まとめ
まず、やってほしいことを
明確に相手に伝えているか
を確認してください
察してほしいと言いながら
相手の察しが外れてるとダメなやつと責める
を繰り返しているのは、
世界を敵にしていきます
(ちょっと横道に逸れますが
ダブルバインドってやつです
逃げ道をなくして行く責め方なので
やると心を折ります)
察してくれるのを期待せず
自分のニーズは素直に伝える
(ここが伝えられないビリーフがある人も多いよ)
相手ができないと言うなら
できない相手を責めずに諦めて
自分で自分のニーズを満たす
もしくは、
やってくれる人を他に探す
自分の機嫌を取り続けることが
内面の平につながります
誰かがやってくれる
なんてことはありません
いや、あってもいいけどね、
といいつつ、私は自分で満たしたい
自分で満たした者同士が
つながり合う世界が素敵だと思ってる
誰にも依存せず、依存されず
自由に満たし合う世界が理想的
自分のこころの楽園に
泉の水を、こんこんと流し続ける
その先に適度な距離感を保ち
お互いを尊重し、助け合う
調和と均衡の取れた平和な世界が
あると思ってるのです
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[…] 穴は、自分で埋めなきゃ埋まらないと、「夫さんが○○してくれない、実践編」で書きました […]