こころの穴を誰が埋めるのか問題2

ビリーフ、思い込み、価値観、観念

散々「穴」の話をしておいてなんですが
実際には「穴」自体が
問題ではないのです(↓こちらの続きね)

問題は、自分と他人の「境界線」です

自分のエリアと自分以外のエリア
自分の所有・責任となる領域がどこまでで
どこからが相手の責任となる領域なのか
明確な認識をもっているか、
というお話です

人間関係のトラブルや問題は
この境界線の話が明確になると
解決に向かうこともあります

例えば、
身体にベタベタ触ってくる人がいたら
気持ち悪いので「イヤだ、やめて」と言います
侵害されているからです

でも、自分が嫌なのに
「イヤだ、やめて」と言えない
もしくは、逃げない方もいます

それはそれで、境界線の侵害を、
自分が「許している」ことになるのです
こちらも実は、境界線の認識に問題があります

では、ベタベタ触ってくる側はどうでしょう?
触る方は、相手が嫌だと感じているとは
考えていません

触れることが愛情表現であったり
優しさであると認識していることがよくあります

別に嫌がらせしようと
しているわけではないので
嫌だと言っていいものか、考えてしまいますね
(嫌だって言っていいですよ~)

物理的な境界線は想像しやすいですね
心理的な境界線も、実は同様です

特に求めても居ないのに
アドバイスや助言をしてくる人
こうするべきなどと口出しをしてくる人

そんなのあなたらしくない
あなたはこうあるべき
と、勝手に人の人格を決めつけてくる人

そんな人が周りにいたら
それは必要ありません、とお伝えしましょう
「ありがとう、でも結構です」
thank you,but の伝え方は便利です

その人と一緒に居て
我慢や、ストレスが生じているならばそれは、
心理的な境界線を侵害されています

逆に、自分がいつも
他の人のことに、あぁでもないこうでもない
どうしてこうなっちゃうんだろう、と
自分をお留守にして、
他人ばかりを気にしている、としたら

あなたが、他の人の境界線を
超えてしまっています
自分のところに戻りましょう

その人と一緒にいると
・自分ばかり我慢している
・いつもその人のしたいことに付き合っている
・自分のやりたいことは一緒にやってくれない
・その人の機嫌がいいかどうかが気になる
・頼みを断れないで自分の負担が増える
・食事も行く場所も、相手にあわせている
・本音が言えない

もしくは
・いつも計画を立てて準備するのは自分
・つい、相手に口出ししてしまう
・言わなくてもやってくれるのが当たり前
・自分の機嫌が悪くなるのは相手のせいだと思う
・お前のせいでこうなった的な考え方をする

書いていて、どっちもどっちだよなぁ
という気分になってきましたw

なんか、思い当たるフシがあるなぁ
と思ったら、それは自分の責任か
自分以外の責任か、と考えてみてください

自分ばかり我慢していると気がついたなら
相手に自分のニーズを伝える、
という努力をしてください

お前のせいで気分が悪い、と思うのであれば
それは本当に相手のせいなのか、
見直してみてください

自分の考え、価値観、感情、は
自分の責任です
相手に背負わせてはいけません

そして
相手の考え、価値観、感情、は
相手の責任です
自分に背負わせてはいけません

この根っこは、幼い頃の家族との関係の間で
生存戦略として作ったルールです
それをビリーフと言い、なかなか
自分一人で解決するのは難しいですが

「境界線」を意識的に把握することで
解決に向かう場合もあります

どうしても、同じような人間関係に悩まされる
本音が言えない、断れない
そんな場合は、ご相談くださいね

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