「繊細・敏感」に対するネガティブな捉え方を止めて欲しいのだ

HSP、繊細さとつき合う

私がHSPを公表しているからなのかはわからないけれど、私のところにいらっしゃるクライアントさまは、HSP率が高い

ブログや文章から嗅ぎ取るのかもしれない、HSPはそう言った嗅覚も鋭い、物理的な話だけじゃなく、勘が鋭いのだ(それも物理的な能力から派生しているけど)

そして、その中の多くの方は、HSPである可能性を示唆しても、自分はそれに当てはまらないと思っている
あろうことか「自分は外界からの刺激やストレスに強い人間だ」と思っている方も多い
多いの、最初からHSPを認める方は2割いらっしゃるかしら..位

「繊細」「敏感」「感受性が高い」という訳語の語感から、どうもその語感が発するイメージに嫌悪感を持つ方は多く(まぁ私もその一人)私はそんなヤワな人間じゃありません!って言いたくなるのもわかる

しかも本によっては、傷つきやすい、不安になりやすい、とその辺をHSPの性格であるように書いてある本もあるからなぁ..
決して誤りではないけど、勘違いされやすいと思ってしまう

この男性性で戦い、勝ち残った側が利益を享受し、支配側に回る世界を見ていたら、HSPを公言することは「弱者です」と公言するかのように聞こえるのだもの
公言すると、そのまま被支配者側、落伍者と言うレッテルを貼られる気持ちになってしまうよね

それは私も同じです
まさかこの喧嘩っ早くて、後先考えずに突き進むこの私が、繊細であるわけがない
そう思っていた

「繊細」「敏感」と言われると、なんて言われている気がするか、ちょっと感じてみてほしい

「繊細」「敏感」「感受性が高い」
= ヤワで、虚弱で、脆く、泣き虫で、内向的な日陰者、
仲間外れで、役立たず、周りの手を煩わせる穀潰し

なんか、そんな印象ない?

そして、繊細、敏感という言葉から、女性性を感じるのか、優しいとか慈悲深い、はたまた内気で意気地なしで女々しい、という性格的なものをくっつけて捉えがちなんだけど、

それ実は「センシティブ」とは別のお話なの

センシティブは、感覚を感知できる能力の幅や強弱の話で、ハイリ-センシティブとは、微妙な差が検知できる、精度が高いという意味合いなの
「鑑識力、認識力が高い」というのが本来の意味だよ
だから、繊細、敏感、傷つきやすいという側面ばかりを強調しないで頂きたい(訳がなぁ..)

そして、「繊細」「敏感」(に対する意味付け)であってはいけない、という思い込み(ビリーフ)やら、育成の記憶やら、それぞれの様々な事情があるので、別にその価値観を押し付けるつもりはないのだけれど…(これは本当に翻訳がなぁ..)

無理に頑張ってると、本気で身体壊しちゃうからね、とつい心配してしまうのです
だって大体、セッションでお題に上がるのが

・病気でも休めない、身体を壊すまで無理してしまう
・自分の限界が分からず、求めに応じ続けてしまう
・できない、ダメだと自分を責め続けてしまう

とかですもの
これも、HSPの特性を知っておくと対策が取れるようになっていくから
感じている、生きにくさ、生きづらさの中の、可能性のひとつとして、こころに止めておいて欲しいな

HSPは、
・常に交感神経が過敏モードなので、体力気力ともにリソースが不足していることが多い
・全力で力を注ぎ過ぎてしまう完璧主義
・その上、加減がわからない

だから、そもそも使えるリソースが日常的に少ない上に、出力の加減がわからない
その加減が分からない性質の上に、他人の感情を感じ取る能力に長けているために、自分は足りないとか間違ってはいけない、みたいなビリーフが乗っかってるケースがとっても多くてね、そうなるとほんとにしんどいよ

他の人が、1時間で終わる仕事を、5~6時間かけてもまだ不安だったりする
正確で几帳面だけど、めちゃくちゃ時間が掛かる

適当なところでいいんだよと言われても「適当」がどのくらいなのかわからない
彼らが持っているのは「完璧」という青写真しかない

手を抜きたくても抜きどころがわからないから、すべからく丁寧にやってしまう
そして、疲れ果てる(疲れ果てる前に休もうね)

そして、年齢を重ねていくと共に少しづつその若さという「筋力を伴うATフィールド」が弱体化してきて、段々と以前我慢できたことが出来なくなってきたり、疲労が激しくなってきたりするから、無理に我慢を重ねないで欲しいと願うよ

疲れやすいみたいなことも、他の人と比べて、自分が劣っているみたいに受け取り勝ちなのも、HSPさんの特徴で、まぁことごとくHSPの特徴って、弱くて周りに迷惑をかけて劣ってると解釈しがちなんだけど、対処を知れば決してそんなことはない

人は、そのままの自分で生きる方が、確実に楽だから
そして、その楽は決して「ダメ」でも「足りない」でもない
まず、自分の特徴をよく観察してみてね

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